2008年06月09日

タロットの構成について

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タロットカードは全部で78枚あります。
この78枚には、古代の秘密教義が絵柄の象徴として描かれております。この教義を「アルカナ」と言います。

タロットは22枚の象徴的な絵で表わされた「大アルカナ」と、58枚の小アルカナから構成されています。
小アルカナは、「ワンド(棒)」「カップ(聖杯)」「ソード(剣)」「ペンタクル(金貨)」の4つのスートで成り立ち、それぞれが、「火」「水」「風」「地」の4大元素に対応しています。

すなわち、小アルカナは4大元素の属性の性質が反映されているわけです。
小アルカナは「1」から「10」までの10枚の数札と、「キング」「クイーン」「ナイト」「ペイジ」の4人が描かれたコートカード(宮廷カード)で作られています。

「1」から「10」と各人物には、やはりその象徴たる性質があります。
つまり、小アルカナはスートと数(人物)の性質が合わさって意味を成すわけです。

Sun「占う道具」としてタロットを使う場合は、大アルカナだけでも占うことができますが、大アルカナ22枚は、その秘密教義から自分たちの次元では理解しがたい事柄まで、奥深く啓示してくるのが特徴です。
「太陽」は「達成」「幸福」「成長」の象徴ですが、同時に「天に昇る=死」も意味するでしょう。
「死神」は「死」「停滞」を象徴しますが、「再出発」「新たな希望」も意味します。
ですから短絡的に「このカードは・・・だ」という解釈のパターン化は危険と言えます。

大アルカナは古代の秘密教義を、神話やカバラなどを根源としてストーリングされていますが、その啓示の中身は小アルカナのように具体的・実際的なものではありません。
万人に共通するような根幹としての物語です。
啓示する範囲が広いとも言えます。
1冊の本があったとします。その本の題名が「ファウスト」だとした時、このゲーテの作品を読んだ方には何を言っているかピンと来ます。でも知らない人は、「それは・・ファウストのようだ」と言われてもわからないでしょう。

Sun_2「成功」というビックワードは、個々の人間によって捉え方が違います。
「成功」が質問者にとってどのようなことなのか、に視点を置いて解釈しなければならないでしょう。
そのために、同時に小アルカナを出すことによって、大アルカナを補佐する・・言い換えればより的確に解釈することができると思います。小アルカナはより具体的・実際的な事柄を判断する場合に、大アルカナよりも勝ります。

大アルカナが神話や壮大なストーリーであることに対して、小アルカナは、その大アルカナのプロセスに登場する日常の人物たち、出来事、場面、状況を映し出すものです。

大アルカナが問題の性質、その質がどのように変化するかを物語るのに対して、小アルカナはその問題に関係している人物たちが起こす事柄を示します。
●誰が何をするのか?
●誰が誰に対して何をするのか?
●何があってどのような感じがするのか?
小アルカナは端的に物事や状態のワンシーンを描いたワンカットであるといえます。

そこで問題なのが、大アルカナ22枚のみとデッキ全てを使用した78枚の占いに違いがあるか?ということでLovers_3す。
仮に大アルカナのみで占いをした場合は、小アルカナが手つかずの状態になってしまい、折角のタロットの秘儀が不十分に覚えてしまいます。慣れる前に22枚で占うのは良いのですが、既に慣れ親しんでいるリーダーの方には78枚占いを積極的にやるべきだと思います。
また、大アルカナと小アルカナでは、意味するパワー・・影響力が違ってきます。
大アルカナカードは、大きな出来事や重要な出来事
小アルカナカードは、小さな出来事や長い時間の経過の中では差しさわりの無い事
を現わします。

また大アルカナカード22枚のみで占う場合は、元々枚数が22枚と少ないわけですから、吉札も凶札も出やすくなります。すなわち、リーディングが極端になってしまうわけです。

ですから、本来は78枚のフルセットで占った方が、バランスのとれたリーディングができるわけです。
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