2011年06月04日
タロットに躓く最大の理由

その「最たる理由」は「意味を覚えなければならない」と固定概念にとらわれているからです。
中世のマルセイユ版は「遊技用」カードですから、意味も逆位置もありません。
「ウェイト・スミス」版から本格的に占いツールとして進化していきました。
つまり既存のマルセイユタロットに「カバラ」「数秘術」「占星学」を盛り込んだのです。それは全て「絵の中」にあります。
「絵」は登場人物・背景・ペット・視線・オブジェなどのたくさんの象徴で固められています。これが「絵の中」にある連想すべき事柄なのです。
思い込みの事例を挙げましょう。
「愚者」のカード。「0」番が振られています。
エジプシャンタロットでは「22」です。
「ウェイト・スミス」版タロットの愚者は、崖っぷちに立っているように見えます。ですから、すぐ危険・リスクなどを連想しますよね。
でもそこは崖ではないかもしれないんですよ。
単なるちょっと高い岩で、自分でストンと飛び降りれる高さかもしれないんです。
なぜなら「愚者」のカードの崖っぷちの左側には何があるかはわからないからです。描かれていないんですから。
仮に崖ではなければ、白い犬は「応援」しています。
そこは崖じゃないんだから、思い切って進もうよ!と言っているかもしれません。
意味を覚えると、このような柔軟な発想が消えてしまいます。
単にカードに意味を照らし合わせる作業でしかなくなります。
これはタロットリーディングとはほど遠いですね。
■BIG NEWS■

私の直弟子がプロデビューしました。
池畑凛という名前です。
彼女の特徴は「ヒプノセラピー」と「タロット」を融合させたことです。
これは業界初の試みでたいへん優れたアイディアですね。
一度彼女のホームページに訪問してあげてください。
(このサイトは私が直で制作したものです)
池畑凛のヒプノセラピングタロット
訪問するのは無料ですから(笑)
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Posted by 小町 at 12:00│Comments(0)
│小町のタロットあれこれ
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