2008年12月10日

スプレッドについて・・

タロット占いは、任意のカードを引き出し、そのカードを質問に照らし合わせて読むことで回答を得ます。

タロットカードを複数枚出す(展開する)ことを「スプレッド」と言いますが、このスプレッドはありとあらゆる展開法があります。
というのも、スプレッドは自分なりのオリジナリティを加えるカスタマイズしても構いませんし、独自のスプレッドを新しく作っても構いません。

あらかじめ自分で決めておいた(すでに決まってある)手順やレイアウトを踏襲して、そのポジションの役割をカスタマイズすることでより的中率の高い占術となります。
ここで注意点は、オリジナルだからと言って、先ほどの手順やレイアウト、ポジションの役割などのルールは変更しないことです。

一般にスプレッドを展開する場合には、シグニフィケーター(象徴カード)を用いることがあります。シグニフィケーターとは質問者を表すカードです。伝統的なスプレッドでは、このシグニフィケーターを選ぶのが普通ですが、余りこだわらなくても良いでしょう。

このシグニフィケーターについては後述する予定ですので、ここでは詳しくは触れないで置きます。

■オリジナルスプレッドのデザインについて■
タロットは非常に自由度の高い占法ですので、まったく新しいスプレッドを自分で作ることも可能です。
オリジナルなスプレッドの要素としては・・

●質問やトピックなどの範囲を決める
●引き出す枚数
●カードの配置(レイアウト)
●配置されたポジションの役割(意味)
●レイアウトしていく順序・手順
を決める必要があります。

「質問」「トピック」の範囲については、タロットにどんな答えを求めているのかを問うことから始めます。例えば・・結論・運勢を時系列の流れで観るのならば、「過去・現在・未来」「1か月先・3か月先・半年先」など数枚のカードが結論のポジションに出されてくるはずです。また解決策を詳しく知りたいのならば、その解決策のポジションに「行動に対するアドバイス」「精神に対するアドバイス」「対人に対するアドバイス」などと複数枚出す必要がでてくるでしょう。

さらにタロッティストとして回答できる範囲(領域)も決めておいたほうが良いでしょう。例えば、「法的なアドバイス」「医学的な助言」などの専門分野は避けるなどです。リーダーのスキルにも左右されますが、「宗教上の問題や助言」「財務上のアドバイス」なども考慮が必要です。
ただし、リーダーがその知識に博識であり、アドバイスが的確に可能ならばケース・バイ・ケースで応じても構わないと思います。

カードのレイアウトや枚数などを考える際には、まずは配置する「形」から考えていくのが便利です。
例えば、五芒星上に配置するのならおのずと5枚~6枚の枚数になるでしょう。

その他の形状では、「円」「三角」「四角」「ペンタグラム」「三本線」「十字」「Z」「ケルト十字」「Uの字」「逆Uの字」「バツ印」・・それらの複合が考えられます。

配置されたポジションには「役割」「意味」を当てはめます。これは配置されたポジションにどのような意味を持たせるかです。
これも無数に考えられますが、例えば5つの展開ならば・・「現状」「結果」「問題点」「解決策」「周囲・環境」とか、「原因」「結果」「感情」「肉体」「知性」「行動」・・等たくさん考えられると思います。

展開するべきカードのレイアウトや役割など決定したら、その順序などのルールを決めていきます。自分の感覚や理に則ったルールが自然だと思います。たとえば、いきなり「結果」が来るのではなく、「現状」から問題点」に向かって、その後「周囲」や「解決策」を出して最後に「結果」という具合です。

またカードを引き出すルールも、シャッフル・カット後に上から順番に引くのか、ある特定の数(例えば質問者が述べた数)の順序で引き出すのかを決めます。
私の場合は、質問者に数を言ってもらい、その数毎に上から引いてくる場合や、扇状にスライドさせて任意に引く場合なども実施しています。
注意点としては、一旦固定したルールは変えずに実占することです。










 




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