2008年10月23日

カップの4

「4」には、実践的な達成。問題に対する実践的で有用性のある、あるいは満足する解決を示します。
ただ、それはいくつかの制限された形であり、またこの実践的な解決は一時的なものを示します。
カップ4のイメージは、世俗の喧噪から離れて、質問者が瞑想をしているような感じです。
無我夢中で生きて来てくたくたに疲れています。
彼の目の前に並べられたカップは、これまでに成し遂げらててきた実績や業績を表しています。

カードの中の人物は、閉ざした心を暗示し、新しい機会や社会的な関わり合いに対して拒絶的な態度を取っているようです。


<正位置の意味>

倦怠・不快 惰性 退屈 飽き飽きする 変化の無い期間 嫌悪 のけ者にされるい 幻滅する 閉ざした心
●ゆったりと休み自分のライフスタイル・仕事を見つめなおす必要がある
★喜べない、不満足
★何が喜びなのか何を求めているのかわからない
★現状より良い状態を望む
★満たされているが幸福感がない
★穏やかな状態、親しい間柄に飽きてくる
★新鮮味がない
★感受性の鈍化、麻痺
★倦怠・飽き・惰性
★マンネリ傾向
☆自分の世界に籠る
☆動きが無い
☆心を閉ざしている

<逆位置の意味>
新しい展望 新しい関係 新しい可能性 過去の苦味を払拭する
●あらゆる種類の過剰
●方向転換 やり直し
●協力者の出現
●願望の中で物質的なものは成就する 

●突然の幸運
●自分の殻を破り行動に出る
●新しい冒険やチャンスのための準備に入る
★不節制になる、不健康
★動かざるを得なくなる
★閉鎖的な状態から抜け出て社会・周囲と接触を持つ
★変化
★いやいや着手せざるを得ない状況に追い込まれる
★新しいものを求めて動き出す
「カップの4」は私個人的には「ぼーっ」としたカードと呼んでいます。心ここにあらずと言った感じで、想いに耽っているだけで、将来に向けての具体的な行動もしなければ、計画も立てようとはしていません。確かに、人間には「ぼーっ」とすることも大切ですが、それはケース・バイ・ケースでしょう。このカードが出た場合は、何らかのアクションをすべき時かもしれません。自分の不満な部分は、何がどのように不満なのでしょう?そこに焦点を当てて、動くことが必要です。


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2008年10月23日

カップの3

カップの3は対人関係の広がりや進展を表すカードです。

数秘術では「聡明・陽気・芸術的・幸運・容易な成功」を示します。「3」は「2」が持っている対立の統合を表すものです。
そして更なる拡張を意味します。または当面の問題をしっかり把握する最初の段階です。


与えたり、受けたりという行為が、人の和を大きく成長させることを暗示しています。



「カップの3」の絵柄を見ると、たいていのカードには3人の乙女が杯を掲げて寄り添っているように描かれています。乾杯をしているようです。彼女たちは互いに祝祝し合っているのでしょうか?「3」という数字は、「2」の統合を示しますが、まだ不安定な状態です。「2」の場合は、1対1ですから相手と自分のことにだけ意識すればよかったのですが、3人になると「ペア」から「グループ」へと発展します。つまり1対1ではなく、1対2の感情へと拡大したわけです。そこには1対1の関係も含まれていますから、互いの感情の流れは一気に6パターンに増えることになります。より複雑になったといえるでしょう。

<カップ3正位置の意味>

華やぎ 楽しさ グループ交際 レジャー 障害のない成功 
●対人関係の拡大進展 自分の才能を発揮してみごとな自己表現ができる
★周囲との調和
★平和、有江的な関係・状態
★安らぎ、喜び、豊かな感情
★対人関係の広がり
★交流する
★友達関係・グループ・家族
★賑やかな楽しさ
★深いコミュニケーション
★連帯・援助・社会活動
★慰め、治療、回復

<カップ3の逆位置の意味>

感覚的快楽 肉体的快楽 欲望に浸る 節操がない 遊びの恋 
●不幸な終わり 
●交友関係は広がらない 
●恵まれ過ぎて逆にだめになる 
★不和、不仲、アンバランスな関係
★他者に依存する
★人間関係における不調和
★中途半端な状態
★惰性
★結論が出ない
★滞る、遅延
★無関心・閉鎖的になる


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2008年10月23日

カップの2

「2」という数字には、受動的・受容的・弱腰・同情的・従属的という意味を含んでいます。見方を変えれば発展途上というイメージでしょうか。何か新しいことを始めた後、「2」はそれについての詳細な情報を蓄積する・・問題をしっかり把握する最初の段階を示します。

また「2」には対立の要素があります。「陰と陽」「善と悪」「男と女」「光と影」「美と醜」などの二元論の立場です。


カップ2では、2人の人物がカップを持って向かい合っています。
いたわりや優しさが伝わってくるようです。



<正位置の意味>

ストレートに読んで「恋愛」を意味しています。
恋愛の成就が基本的な意味となります。
恋愛 ロマンス 情熱 パートナーシップ セックス 良い友情 

●いたわりあい、思いやり 愛情の共有 

●互いにギブ&テイク



<逆位置の意味>

不一致 分離 不十分な愛 帰ってこない愛 

●口論や深刻な決裂 

●ロマンスの熱がさめ怒りや憎しみが湧きおこる 

●対人関係のバランスを失う

※逆位置もストレートに読みます。「恋愛」の破局を意味します。

「カップ」のスートは、心や感情に焦点が当たっていることは「エースの章」で申しましたが、「カップの2」では愛情の交換に焦点が当たります。愛情の交換とは、「信頼」「恋愛」「友情」を暗示していますが、特に1対1の人間関係における状況を意味しています。



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2008年10月23日

カップのエース

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「エース」のカードは共通して「事の始まり」を示します。「エース」には元来、太陽はパワーが備わっています。父のようなイメージ。すべてを支配するオールマイテイーのパワーを持っています。非常に性格が強く、存在感が最もある数字です。
ですから小アルカナカードの中では最も強いカードです。リーディング時にも非常に重要な意味を持ちます。
また、カップというスートには、感受性・情動・愛情を示し、人の好き嫌いを表しています。
水の属性があるため、「涙」「血液」「体液」にも関係します。そのためそれに絡んだ出来事・・泣く、血を流す、性行為にも関係してきます。

4枚のスートにはそれぞれ占星学の根源的な要素「火」「風」「水」「地」の属性を含んでいます。
カップは水の属性を持ち、情愛・感情・精神を司っています。
そのためカップのカードはおおよそ、感情面・恋愛面を示しています。

カップのエースは「純粋なる愛」の象徴で、正位置で出た場合は吉札となります。またエースは各スートの中でも影響力が強いので、リーディング時にも2~10の数字よりも強めに読みます。

<正位置の意味>
純愛 真実の愛 溢れんばかりの愛情と幸福 豊富 喜び 夢の実現 
●感情に関することの始まりを示す 
●自分を理解し人から理解され相手をを理解する
★人や物事に対して愛情を抱く、情が深まる
★満足、喜びを感じる
★心温まるできごと
★愛情の深まり
★好ましい愛情の形
★心と体の一致した愛情
★人類愛
★平和、自由な状態
☆人を思いやる行為
☆温かい心で接する
☆受け入れる
☆情動、感受性の作用
☆自由、希望のある状態
☆芸術、美純愛 真実の愛 溢れんばかりの愛情と幸福 豊富 喜び 夢の実現 

<逆位置の意味>
傷心 変わりやすさ 偽りの愛 徐々に冷める愛情 不毛 正しくない心 
●自分の気持ちを素直に表現できない 
●自分本位 恋愛に条件を付ける打算的な恋
★不安定
★感情が揺れる
★閉鎖的、心を開けない
★鈍感
★当座は進展しない
★落胆、失望する

実際の占いでは「カップのエース」が出た場合は、心の面に焦点があたります。恋愛の場合は「吉札」と言えるでしょう。ビジネスでは、物質的(お金)の面よりも「やりがい」「モチベーション」が上がるようなイメージです。

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2008年10月23日

ワンドのキング

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キングは成熟して落ち着いた男性です。

すでに人生におけるポジションを確立しています。
キングの役割は、基本的にクイーンと同じで、人物であったり性質の一面を表します。

ワンドのキングは、クリエィティブで、企画力のある男性です。
彼は自分に挑んでくるような状況を好み、エキサイトさせてくれるような目標を絶えず求めています。

ビジネス・政治・スポーツなどの競争を楽しみます。

<ワンドのキングの正位置の意味>

統率者 良心的 献身的 寛容 正直 父性愛 ジェントルマン 一般的に既婚者

●クリエィティブで企画力のある男性
●既に自分の野心は達成している
●自分の援助を必要な人に目を向ける
●何事も経験が大切
●いつも新しい冒険にチャレンジする


<ワンドのキングの逆位置の意味>

ワンマン 横柄な態度 厳格 独断的 不誠実な男性

●独善的で権力ばかりを主張する
●金目当ての行動
●自分の考えに反対する人の意見をすべて退ける
●疑がり深い
●「私の言うことは正しい。私の言うことは常に最善だ」と言い切るごり押しな態度
●人の指図を嫌う

一般的に「キング」が出た場合には、「事件の結論が見え始めてきた」「漠然としていた事が形を見せてきた」「バラバラであったものが集合し始めまた」「事件が、終わりに向かっている」事を語っています。終末に向けて、それ自身の力で流れていきます。
また、物事の主導権が、相談者の手から離れ始めたことも暗示ます。所謂、斜陽のようなイメージです。時を表す場合も、夕方などの日が落ちる時間帯を示します。

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2008年10月23日

ワンドのクイーン

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ワンドのクイーンは火の属性(牡羊座・獅子座・射手座)のうち、獅子座と最も関係が深いとされます。

王座に施されたライオンの彫り物や、黒猫などが暗示しています。
自らのグループで女王となって注目を浴び支配することに生き甲斐を感じます。

ワンドのクイーンはチャーミングで、野心を持ち堂々した女性です。彼女は周囲の人をひきつけ、周囲の人間はこのクイーンの求めに応じようとします。

<ワンドのクイーンの正位置の意味>
寛大 情熱 憐れみ深い 愛情深い 親しみやすい 正直で楽しい女性
●チャーミングで野心を堂々と持つ女性
●自信にあふれた自立する女性 頭がよ先見力がある
●女性としての魅力を上手に使う
●健全な競い合いを好み何事にも冒険する

<ワンドのクイーンの逆位置の意味>
嫉妬 横柄 強欲 不誠実な女性 移り気 信頼を得る可能性
●いつわりとそそのかし 願望に際限がない
●利己的で少しでも気に入らないと必ず復讐する
●歯止めが利かない野心が破滅へと誘う
●出しゃばり・心の狭い女性 嘘つき
●ずるい方法でゴールを達成しようとする エゴイスト
●野心家で過度の支配意識を持っている
●情報を自分の都合よく捻じ曲げる

 

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2008年10月22日

ワンドのナイト

ナイトはコートカードの中でもとても重要な意味を持っています。

数札のエースと同様にこの「ナイト」も大きな影響力があるので、リーディング時には考慮する必要があります。

ペイジのようなあやふやなものではなく、ナイトはほとんどの場合、人物を表しています。
18歳~35歳くらいまでの若い男性を暗示しています。

年齢がそれ以上でも、エネルギッシュで、生活ね変化を求める男性は、このナイトが現れてきます。考えや行動が若々しい男性を暗示するカードと言えましょう。



ナイトがリーディング時に出てきた場合は、2つの基本的なカテゴリーに注意しなければなりません。
1つは、ナイトの持つ性質です。

ナイトは質問の中に出てくる人物であり、その性質・・キャラクターであることがほとんどです。

もう1つは、質問者の生活の中に出てくるハプニング・突然の予想もしていなかった出来事を暗示します。


ワンドのナイトが纏っている服装は、炎を表しています。
それは彼の気性を暗示しています。
彼は誠実で衝動的で、歯にきぬきせずものを言い、対抗意識、野心、勇気を持ち合わせています。
彼は自分をアピールし、強い意志を持っているので、人とすぐ口論になってしまいます。

<ワンドのナイトの正位置の意味>

出発 旅行 未知への前進 飛行 住所の変更 突然変わる生活 

●強い意志を持っているため他人とすぐ口論になる 

●対抗意識・野心・勇気を持っている 

●開放的で豊かな表現力の持ち主 

●質問者に起こった重大な事件の暗示

<ワンドのナイトの逆位置の意味>

分離 中断 困難から逃げる 突然の別れ話 

●利己的・嫉妬深い・口論好きな人 

●口汚く怒りっぽい 競争意識が異常に強い 

●不安定な雇用状態、何かの崩壊、環境の不安定化を表す

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2008年10月20日

ワンドのペイジ

まずは「コートカード」についてです。

「コートカード」は宮廷カード、人物カードとも言われます。コートカードは私たちの周囲で影響を与えたり、与えられる人物を表しており、同時に個人の世界に参加する登場人物のようなものです。

そして40枚のスートには、出来事が書かれています。私たちの生活の中で日常的に起こりうる様々な人々のパーソナリティーを表しているとも言えます。

また小アルカナカードは22枚の大アルカナと比べて、その影響力が弱いものです。

一般的には大アルカナが70%で、小アルカナは30%ぐらいで見積もったほうが無難でしょう。

ペイジは人とその性質を表します。
質問者の、または質問に関係している人物の性質です。 また「ペイジ」は出来事なども表す場合があり、質問の前後から判断することが大切です。

「ペイジ」のもう1つの意味合いとしては、メッセージが舞い込む暗示を示しています。

ワンドのペイジならば好ましいニュース。カップならインスピレーション。ソードは驚きのニュース。ペンタクルなら役立つ情報です。 ワンドのペイジはダイナミックで自然発生的な出来事です。

またワンドのペイジには、「目立つ性質」「目立とうという性質」が込められています。

情熱・エネルギッシュ・魅力的な個性・対抗意識や野心・勇気の強さという意味があります。 チャンスを上手く使い、知性にあふれる性格の人物で、脚光を浴びることが好きです。自然に身につけたリーダーシップを発揮しますが、衝動的な側面もあります。

<ワンドのペイジの正位置の意味>
良い知らせ 重要な知らせ 郵便 信頼できる友人 忠実な人 
●目立つ性質、目立とうとする性質がある 
●チャンスを上手く活かし知性あふれる人柄 
●注目を集める職業 
●新たな冒険の中の大胆な行動や決定でなされた結果を表す

<ワンドのペイジの逆位置の意味>
悪い知らせ 噂話 優柔不断 信頼できない人物 当てにならない情報 
●注目を得るためならどんなこともする 
●「自分を気遣って欲しい」「自分を愛してほしい」その想いが非道徳的な行動に駆り立てる 
●恋愛面では失恋の暗示

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2008年10月19日

ワンドの10はプレッシャー

数字の「10」は良きにつけ、悪きにつけ、ゴール・終点を表します。 数秘術では「9」までの数字しかなく、小アルカナカードは「10」まであります。

そのため「10」の数字の解釈は、「完成」「完全性」を表したり、「ひとつのプロセスが終了し、新たなステージに移行」するような解釈が割り当てられています。

解釈としては「10」には2つの側面があります。
1つは抱えている問題が満足していくように処理される、もう1つは「エース」に戻り、何か新しい始まりを意味します。

ワンドの10は仕事と責任の重圧に必死で耐えている様子を示しています。

自分が背負い込んでいる重責を誰かに任せるべきでしょうし、自分が受けるべきでない事には拒否をするべきです。

<正位置の意味>
前途多難 抑圧 重荷 
●1つの場所から次の場所への大移動あるいは変化。
●計画の実行に苦労して進む。
●不可能な状況に光が射す 
●過度なプレッシャー。 
●オーバーワーク 
●自分だけのために力を使う傾向 
●残された時間が不足している


<逆位置の意味>
あてにならない。反対 トラブル 密通 浮気 陰謀 
●長い曲がった道が続く。
●短期決戦は無理。
●策略や企み 
●他人を踏み台にしてのし上がる

「ワンドの10」は非常に重苦しいカードです。10本の棒を抱えて、街まで一歩一歩歩いていく男の後ろ姿を描いています。男はなぜ、街まで重い荷物を背負っていくのでしょうか?それは自分の責任感でしょうか?それとも単にその行為にだけ囚われしまって、合理的な(効率的な)方法が思いつかなかったのでしょうか?

男の持っている10本の棒は、前方を完全に塞いでいます。つまり盲目と一緒です。先が見えていないのです。先が見えず、重いものを背負っているのですから、その進む速度はかなり遅いでしょう。たった1人で担いでいることから、他人からの干渉を避けているのでしょう。

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2008年10月17日

ワンドの9は守りのカード

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数字の「9」には「到達」という意味があります。 完全をあらわす数字「10」まであともう少しです。

1つのサイクルが終わりに近づいたことを暗示しています。 「9」のカードは、ある行動や困難によって、繁栄・破壊がクライマックスに至ろうとしている場面を示しています。

また数秘術では、結論。物事の進展に従うことが大切だとい暗示を示します。

ワンドの9は「防衛」「守り」を意味します。 ユニバーサルウェイト版では、カードの人物はスキの無い構えを見せ、頭に巻かれた包帯から以前に戦った経験が暗示されます。

彼は自分の権利を守りたいのです。

「ワンドの9」は自分から積極的に行動しようとはしません。むしろ相手の出方を待っている姿勢・・守りを重視しています。言いかえれば消極的ともいえます。自分の手の中に守るための「棒(ワンド)」を抱えていることから、用心深さや慎重さも伺えるでしょう。

また8本の棒が全て自分の背後に建て指しています。これは所謂「障壁」を作っているといえます。おそらく、彼の背後には自分が培ってきた財産・精神・栄誉・自尊心があるのでしょう。それを頑なに守りたいという態度です。観点を変えれば、自分の過去の成果に執着過ぎているとも言えます。

<正位置の意味 >
困難 延滞 中止 試練 隠れた敵 
●自分を守る必要がある 
●まもなく完全な勝利 
●隠された大きな力 
●天の声を待つ 
<逆位置の意味>
障害 逆境 不幸 遅延 災害 進まない状況 遅い進展 不適応性 
●問題は過去の事が端を発している 
●軽率さと臆病が同じ苦しい目を繰り返す


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2008年10月15日

ワンドの8はメッセージ

数字の「8」は安定の「4」の2倍。 「8」もバランス・成功・力を表します。

「8」という数字には物事を秩序付けることに関連します。何を優先するか、または分析的に考えることが重要です。

しかし、過去に作ってきたものが大事な要素となる場合もあります。その要素が成功のための基礎になるかもしれません。
※因果関係を表す ワンドの8では、対立関係の終息と無敵の状態をシンボライズしています。

ワンドの8の正位置の意味
迅速 突然動き出す 急激な進歩 素早い行動 旅行 
●敵対者が居なくなり対立関係が終結に向かう 
●夢・期待・熱望が迅速に現実のものとなる 
●愛する人への献身 

<逆位置の意味>
遅滞 嫉妬 内面の葛藤 口論 停滞 
●障害・争い・強制的な暗示 
●暴力を表すカードを強調する 
●出しゃばった行動を慎むべき

「ワンドの8」はウェイト版では木の棒が天から降ってくる絵柄です。まさに雨のようにやや横殴りに降ってくるのですから、相当な勢いがありそうです。「ワンドの8」はウェイト版では小アルカナの中では珍しく「人物」が出てきません。人物が出てきませんが、その8本の棒は人がなんらかの方法で投げたのではないでしょうか?これは情報やメッセージを暗示しています。ネットを通じて・・メディアを通じて・・もしくは電話や手紙などのメッセージです。またこの「ワンドの8」は非常に「速い」カードです。展開の速さ、動きの速さを示しています。


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2008年10月14日

ワンド7

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タロットカードにおける「7」の数字は、サイクルの終わりと魂の広がりを表現しています。

数秘術の解釈では「7」は、複雑で重要な選択を表します。 ワンドの7のテーマは「対決」です。

ユニバーサルウェイト版では、カードの中の人物は高台にいて、下から攻めている敵と立ち向かい合っている状態が描かれています。

彼は、高台にいることで有利な位置にいると言えます。

ワンドの7の絵柄を観ると、人物が1人棒を手にして戦っている評すが描かれています。敵対する人物は見えませんが、6本の棒が彼を下から突いていることから攻撃を受けていることはわかります。この「ワンド7」の人物は、「ワンドの6」の人物の次の段階を示しています。「ワンドの6」は栄光・栄誉を受けて、白馬にまたがって喝采を浴びていました。彼は自分の栄誉に酔いしれてしまったのでしょう。そこに奢りがあったのかもしれませんし、「ワンドの6」の時点では、隠れた敵に気付かなかったのかも知れません。

<正位置の意味>
有利 勝利 利益 逆境に打ち勝つ 他人からの挑戦に負けない 
●自分の守っているものをとても大切に思っている 
●決の中に進み行く
※正位置の場合は積極的に応戦している姿勢が強く現れます。敵とはこの場合、「障害」「問題」とも言いかえることができます。要はどんな障害があっても突き進むことができる状態を示しています。

<逆位置の意味>
当惑 優柔不断 心配 ためらい 不安 妨害 
●厳しい状況に変わりはないが、衝突は避けられる 
●弱気になって思い切った行動ができない

※逆位置の場合はこう考えましょう。正位置では、6本の棒は下から彼を突いていました。逆さにすると、棒は上から彼を突いている状態になります。これは明らかに不利な状態です。またその不利な状態から、弱気になったり、心配や不安で動けないことを暗示するでしょう。

  


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2008年10月13日

ワンドの6

「6」のカードは「バランス」を意味します。

数秘術では、単純・平穏・外交的・安定性・母性・愛を示します。

「5」で失ったものがまた戻ってきて調和されてきました。 ワンドの6では「5」で表わされていた争いがおさまりました。

争いから抜け出し、勝利を収めている状態です。

ワンド6の正位置の意味
勝利 努力が報われる 利益の多い成功 良いニュース 前進 
●質問者のたゆまぬ努力と忍耐、燃えるような野心で勝利を収める

<逆位置の意味>
憂慮 報酬や成功の延期 ライバルの勝利 他人の成功への恐れや嫉妬 
●勝利はライバルへ 
●あなたは脇役・裏方に転じてしまう ※恋愛の場合は「浮気」の暗示です。 ユニバーサルウェイト版では、月桂樹を被った若者が白馬に跨り凱旋しています。

戦友たちが勝利を祝うかのように集い、彼の手に持つ棒の先にも勝利の象徴である月桂樹が付けられています。

彼は先を見ています。これからまた戦争に向かうのでしょうか?それとも家族の元に帰り休息を取るのでしょうか?

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2008年10月12日

ワンドの5

数字の「5」が意味するものは「変化」です。
安定がなんらかの原因で崩れ変化が訪れます。

 

元々、ワンドの基本的な意味には・・意思や直観、創造意欲を表しますが、人を愛する気持ち、カップに通じるものも持っています。

ワンドはどちらかと言えば、自分主体となって、自分から好きになること、自分本位、衝動的な側面が強調されます。

 

同時に数秘術からみると、「5」という数字には、多面的・冒険的・神経質・不確かさ・性的な意味があります。

ワンドの5は、「4」で得られた家庭や調和が破壊されることを意味します。

 

争いが起こり、衝突や敵意が感じられます。
平和な状態が一転して、口論やあからさまな挑戦へと変化しています。

ワンド5の正位置の意味
競争 争いや喧嘩 騒ぎが起こる 苦闘 障害 
●平和な状況から口論・争いへと変化 
●質問者は再び争いの中に巻き込まれる 

<逆位置の意味>
混乱 複雑な状態 策略 詐欺 迷惑 矛盾 
●衝突や口論はしないで済みそう 
●平和や調和が戻る暗示⇒そのためには以前のやり方を改め、新しい方法で取組む必要がある



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2008年10月11日

ワンドの4

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「4」のカード全体に言えることですが、基本のテーマが「安定」です。 ワンド・ソード・カップ・ペンタクル・・すなわち、火・風・水・地の4大元素で世界が構成されているのですから、「安定」の意味があることがわかります。

数秘術では、「4」には実践的な達成の意味があります。問題に対する実践的で有用性のある、あるいは満足する解決を示します。

ただ、それはいくつかの制限された形であり、またこの実践的な解決は一時的なものを示します。

ワンドの4は目標の達成を示しています。 計画の成就、調和を表します。

ワンドの4の正位置の意味
平和 休息 調和 くつろげる家庭 ロマンス 
●計画の成就と調和 
●平和に対する質問者の努力が報われる

<逆位置の意味>
※ワンドの4は逆位置でも意味は同じです。
●勝利はあなたの手に入る









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2008年10月10日

ワンドの3

数字の「3」のメインテーマは「成長」です。

ワンドの3は冒険に進展があったことを暗示しています。
何かの経験をして「成長」した状態です。
実行してきた努力がなんらかの成果となって帰ってくることを示しています。

静かで落ち着きのある男性が、後ろを向いて海を眺めています。彼の船は港に入港しようとしているのでしょうか。この人物は、「ワンドの2」の人物が始めた事柄を完了したところかも知れません。

後ろ向き・・絵柄に描かれている人物の「後ろ向き」は、「内向していること」の象徴です。この場合は、冒険や野心を抱く人物が内向しているのですから、「野望」を抱いていると言えるでしょう。

「ワンドの3」は第一関門は突破しましたが、まだ発展途上の段階です。先があることを示しています。目の前にはまだ越えるべきハードルがあることを意味しています。

高い位置から見渡す・・海の向こうの遠い山を見つめているのは、「ビジョン」「先を見つめる」ことの象徴です。遠くを見ている事から、長期的な視点で物事を捉えているとも言えます。

「遠くを見つめる」ことは、先見の明があることに繋がり、それは「リーダーシップ」を表します。恐れることなく新しい領域に進んでいくように勇気付けのカードという性格があります。

「愚者」では崖っぷちに立って転落するリスクに気が付かず、無邪気に一歩を踏み出そうとしていました。「ワンドの3」は、何をすべきかを明確に知っています。さらに全てを知った上で、一歩踏み出すべきだ、と思っています。この勇気は自然に発生したのではなく、確固たる裏付けがあっての勇気であることがわかります。

正位置の意味
希望・力・冒険・豊かさ 敵対関係に終止符 実り多い計画・安定・大転進 
●広がる展望 未来への希望 交渉時の成功 
●協力を受ける 貿易 
●明るい見通し 
●対人関係の広がりや進展 
●自分の才能や想像力を発揮してみごとな表現をする

<逆位置の意味>
希望が見えてくる トラブルが無くなる 逆境が変わる 恵まれすぎて逆にだめになる

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2008年10月09日

ワンドの2

ワンドの2では、過去に成し遂げた成果とこれからの事業のプランが暗示されています。
質問者は過去の成果から、さらなる新しい一歩を踏みだそうとしています。

資産家(金持ち)が胸壁から海を眺めている様子です。小さな地球を右手に持っています。左手には棒持っています。もう1本の棒は、輪でしっかり支えられて立っています。薔薇と百合が左側で十字に交差しています。

「ワンドの2」は「エース」に方向性を加えたものと言えるでしょう。自らの意思に従って、人生に主導権を持つこと、志を認識すること、計画性のある目的も確立などの方向性です。

右手に持つ地球・・この絵柄の人物が1つの目的を既に完成させた経験があることを象徴しています。右横に括りつけられたワンドも同様の意味があります。

白い百合と赤い薔薇・・自己の中で男性性と女性性を統合することを意味しています。見方を変えれば、あらゆる可能性が暗示されています。ただ、あくまでも可能性であって、その方向は祝福されていますが、その後の進展についてはまだ保障の限りではありません。

「ワンドの2」は「魔術師」の持つ個の力を示しています。しかし、「魔術師」の場合は、力の元型であって、その創造性と力のエネルギーは没個人的であります。一方、「ワンドの2」はあくまでもパーソナルな力で、より現実的な力を示しています。

「ワンドの2」」には、「権力」というテーマがその状況下で問題になっていることも示します。自分の持つ力を賢明に使っているか?目標と行動を注意深く見なおすことを示唆しています。また自己の力は、個性的な・・独創的な力も示します。問題を打ち破るための、大胆さ、クリエィティブな行動が鍵となるカードです。

<正位置の意味>
犠牲を払う幸運 権威・権力 目標を達成する 大きな業績を残すが心を失う 
◆仕事は質の高さで良い評価を得ることができる 昇進の機会 
●過去の成し遂げた実績から新たな目標に信念を抱く 理想と可能性のバランス
特にビジネスや学業では、「高評価・昇進の機会がある」 「自分の取った行動に対する反応を待っている(成果・入学許可)」の意味が強く、有望な投資家という人物を暗示する場合もあります。

<逆位置の意味>
驚き 突然何かが起こる 悲しみ トラブル 権力を切望する 
●真剣さはあるのだが結果が出せない 目標にしている結果はほとんど成果なし

ワンドの2では、なんらかの犠牲を払う条件下での成功を示しています。犠牲とは、目標達成のために努力した時間、人間関係、別の目標を諦めるなどの意味です。逆位置での意味は「驚き」です。この驚きは、自分が思ってもみないトラブルに巻き込まれ、結果が出せなくなる暗示です。

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Posted by 小町 at 08:38Comments(0)小アルカナの教え

2008年10月08日

ワンドのエース

エース」のカードは小アルカナの中でも最高の力があります。 タロットカード占いでのリーディングでは、まず「大アルカナ」カードを重視します。人物に関する占い・・恋愛や仕事の人間関係・・が多いので、コートカードも重要ですが、このエースは別格です。

エース」のカードは共通して「事の始まり」を示します。 良いことも悪いことも、これからスタート・・もしくは始まったばかりという意味合いがあります。4枚のスートにはそれぞれ占星学の根源的な要素「火」「風」「水」「地」の属性を含んでいます。

雲の中の手が、花開く棒を持っています。背景には山が遠くに見えます。その山の頂上には城があります。

ワンドを持った手・・この手は「右手」であることがわかります。右手は旧約聖書では「強さ」を表し、創造主そのものを象徴しています。つまり「創造の源であるエネルギー」の象徴です。

「ワンドのエース」は、創造性・興奮・冒険・勇気・個人の持つ可能性を象徴しています。

リーディングでは、自分自身が気がついていないけれども、人生に大きな情熱の種になるものが眠っていることを暗示します。その種はあらゆる形になる可能性が秘められています。 元々、「ワンド」のスートには、「個人の力」と「実行力」を表す意味があります。その力がスタート地点にいることを告げるのが「ワンドのエース」です。

「ワンドのエース」は「創造」のカードと言えます。自分の中のクリエィティブな可能性を信じて、独創的な回答を探すことが啓示されます。

「ワンド」のスートの持つ「火」の属性が全面に出てくるのが「エース」です。火のような情熱と自信、勇気を持ち続けることを示しています。

つまり「個人の創造に向けた力」全般を表すカードと言えます。
ワンドのスートは「火」の属性があります。 冒険やビジネス、成功などのイメージです。
占星術ではこの「火」の属性に牡羊座・獅子座・射手座などがあります。スピードやパワーを根源としている属性です。

<正位置の意味>

誕生 新たなスタート 創造 独創性 意味ある経験のスタート
●目標への第一歩
★創造力、活力
★直観の働き
★強い意志
★意思・動機・アイディアが湧く
★発展する
★未来への第一歩
★はじまり
★新たな野心・欲求・目的
★芽生え
☆生産力
☆精力、性衝動
☆成功、発見
☆芸術的なインスピレーション
※恋愛では「恋の芽生え」の暗示です。

<逆位置の意味>

破壊 減退 計画の失敗 間違ったスタート 不毛な状態
●新しい目的・冒険・挑戦は困難が伴い延期する
●人に要求する
●頑固者
◆下り坂
★目的の無いエネルギー
★決意が揺らぐ
★エゴ・プライド
★自信過剰
★精神性を無視する
☆困難が伴う目的・意思
☆遅延、衰退
☆敗北
☆不能、不毛、不妊

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Posted by 小町 at 09:38Comments(0)小アルカナの教え

2008年10月07日

小アルカナとは何か?

大アルカナ22枚の次は「小アルカナ」です。

「小アルカナ」は全部で56枚あります。
ワンド(棒)・カップ(聖杯)・ソード(剣)・ペンタクル(金貨)の4つの属性で構成され、それぞれが、「火」「水」「風」「地」の属性を有しています。



小アルカナは「1」から「10」までの数札と、「キング」「クイーン」「ナイト」「ペイジ」の人物カードから成り立っています。



「人物カード」は「コート(宮廷)カード」とも言います。

「アルカナ」とは古代の秘密教義を意味します。
そしてタロットには22枚の大アルカナと、56枚の小アルカナがあります。



大アルカナは宇宙の根源・・創造主に至る過程のプロセス(セフィロト)・・の事象を「象徴画」として描かれたものです。



また小アルカナは、人間の現実的な生活に根ざした日々の営みを絵柄にしています。



<小アルカナのコンセプト>

大アルカナが神話や壮大なストーリーであることに対して、小アルカナは、その大アルカナのプロセスに登場する日常の人物たち、出来事、場面、状況を映し出すものです。

大アルカナが問題の性質、その質がどのように変化するかを物語るのに対して、小アルカナはその問題に関係している人物たちが起こす事柄を示します。

●誰が何をするのか?

●誰が誰に対して何をするのか?

●何があってどのような感じがするのか?



小アルカナは端的に物事や状態のワンシーンを描いたワンカットであるといえます。


小アルカナは、大アルカナと比較すると重要な影響力はありません。
言ってみれば、大アルカナと比べると、1枚1枚吟味するようなカードではないとも言えます。



ただ大アルカナと小アルカナは、その使用方法・目的や用途に違いがあるだけです。

例えば・・
ある問題が、何を意味しているのか?原因や理由、その本質を探りたい場合がは、大アルカナ22枚のみを使った方がストレートに啓示される場合があります。

それに対して、一定期間の中で、物事の状態がどうなっているのか、どう変化するのか、相談者に起こりうる出来事を知りたいときには小アルカナが必要です。



考えて読み解くというよりも、どんなスートが多いか、カードの配列、数字の出方などから、感じたことを出していく感じです。

ですから大小フルセットでリーディングする場合には、当然、大アルカナのポジションでは、その相談内容についての大きな変化が生じますし、その経緯や理由、背景などが小アルカナが補う、というふうに読み解きます。



見方を変えれば、大アルカナは主観的で内省し、熟考するカード。小アルカナは客観的で、外向的、実際的な日常のカード、とも言えます。



<小アルカナの解釈のポイント>


小アルカナの解釈のヒントとしては、数秘術やセフィロト(生命の樹)の考え方が、参考になります。
セフィロトでは10段階のセフィラーに、各数字が対応しますし、同時にワンド・ソード・カップ・ペンタクルという4属性が、視覚上・統計的に、何を物語っているか判断することでしょう。
●4つのスートの中で、目立って多く出ているカード、逆に少ないカードがあるか?
●目立って出ている「数」はあるか?

●その質問自体の性質は何かを掴む。

●その質問の性質と、相談者のパーソナリティーがどのように影響しあっているか?

●プラス側・マイナス側の最大要素になっているカードは何か?
●時間の流れに伴って、数字が小さいものから大きいものへ並んでいる部分があるか?

●全体の印象と上記の情報を照らし合わせる。
※全体の印象とは「暗い」「明るい」「重い」「軽い」「楽しい」「悲しい」などの雰囲気です。



よって小アルカナの場合は以下のような表現を使うことが多いでしょう。


「相談者・相談者の関係者が・・・になるでしょう」

「いつ・どこで・・・が起こる・発生するでしょう」

「誰が誰に・・・するでしょう」

「誰が誰かのせいで・・・されるでしょう」


要は質問者に関係する人物の状態を説明することになります。

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Posted by 小町 at 10:04Comments(0)小アルカナの教え